麺類に丼モノ、そして定食といったメニューが並ぶ、昔ながらの食事をメインとした定食屋。先代がお店をオープンしてから半世紀、その素朴な味わいを今も大事に受け継いでいます。

「一丸食堂」という店名があるにもかかわらず地元の人には通称「大蔵食堂」と店主の名前で親しまれているお店です。創業は明治45年で、もともとは駄菓子屋からスタートし、二代目が食堂に切り替えてから現在は三代目。

甘玉子から生まれたプリン伝説

杖立温泉では、その湧きでる温熱の湯気をつかった「むし場」をいろんな場所で見かけることができます。

暮らしのなかで湯気をつかった「蒸す」といった贅沢な料理が、昔からごく日常にあったのです。

なかでもお客さまをお迎えするおもてなしの地元料理が「甘玉子」。

全国各地で見られる「鯉のぼり祭り」の発祥の地は杖立温泉。

川の対岸にロープをつけたボールを投げ、鯉のぼりを吊してみたのが始まりだとか。

今では全国的に広まり、日本の春の風物詩となりつつあります。

杖立温泉郷を約3500匹 の鯉のぼりが優雅に泳ぐ光景は圧巻です。

外観がアルファベットのPに似ているところから名付けられた「Pホール」。杖立橋のたもとにあるこの建物はもともと杖立の交流施設で、１階の入口から、らせん階段をのぼった２階のスペースでは喫茶・雑貨販売を行っています。

400年ほど前に建てられたお堂で、先祖代々「お湯の守護神」として親しまれています。薬のつぼを持った薬師如来仏が祀られており、病気や悩み、苦しみから救ってくれるといわれています。

温泉町を走る幹線道路から一歩入った静かな温泉旅館。家族経営のアットホームなおもてなしを大切にしているので、お迎えするお客さまは一日二組と限定しています。現在の客室は、川沿いの２階のお部屋のみ。窓のすぐ下に川が流れ、その向こうに湯けむりがたなびく風景を楽しめる絶好のロケーション。

背戸屋の路地裏をのぼりつめた少し高台にたつふくみ山荘。昭和の時代からこの町のにぎわいと共に繁栄してきた温泉旅館です。高台にたつだけに、町を見晴らせる窓からの景色が魅力。なかでも、３階角のお部屋には川向こうの山並みと四季の風景を堪能できるように箱庭とテラスをご用意。

杖立観光ホテル「ひぜんや」の姉妹館である「大自然」。広いエントランスを抜けると、2014年末にリニューアルされた白い絨毯が広がる高級感あふれるロビー。大きな窓からは杖立の温泉街が見下ろせ、鯉のぼり祭りのシーズンには色とりどりの鯉のぼりを一望できます。